デモは何の為に?

20数年前、四国の伊方原発で、出力調整実験に反対する為の、大規模なデモがあり、知人が参加した。
「お祭りみたいで楽しかったよ。」
の言葉に何か違和感を感じた。

彼らは若くて五体満足で、小さな子供さんがいて、児童福祉手当で生活していた。ところが子供の父親が同居しているのが福祉事務所に知られ、手当が打ち切りになったばかりだった。
「行政は福祉から切り捨てるンダ。」
と、その父親である男性が言った。私には、共感出来なかった。

郵便は、使用済み切手のスタンプをスポンジで拭きとって、再利用して出していた。私には、見習えなかった。

デモに参加する、署名を集める、裁判の傍聴をする、原発の見学をする、そういう行動全般をしている点に、自分のプライドを置いているらしかった。私には、この人達が何をしたいのか、分からなかった。

私はデモに対して、今も懐疑的だ。しかし、朝日新聞のサイトで、こんな記事↓↓があった。

東電社員年収、来年度46万円アップ 値上げ申請の中
「東京電力は、2013年度から社員1人あたりの年収を今年度より46万円増やして571万円にする。全社員を対象にした「年俸制」導入にともなうもので、1千人以上の大企業平均より28万円高くなる。家庭向け電気料金の値上げの算定にも年収アップは織り込んでおり、利用者から反発が出る可能性がある~」

今更ながら、電力会社って何一つ反省しないのだ。そろそろホトボリが冷めたから、事故以前の特権待遇を取り戻そうと思っているらしい。

先月、福井県を訪ねた際、地元の人が
「再稼動して欲しい。」
と言っていた。大飯原発が再稼動されたのは、関電管区内の電力不足のせいではない。おそらく再稼動の実績を作る為に、最も地元民の教育が行き届いて、やり易い所を選んだだけだ。

原発を止めたから燃料費がかさむ、と値上げしたのは去年。そして再稼動しても値上げ決定。その値上げには、社員の年俸アップ分が折り込まれている。

1年前の原発事故現場で、危険な作業に残ったのは下請けの作業員で、東電社員は退避していたと言う。その家族は、関西に引越したと言う。引越し先の住宅は、社費で借り上げていると言う話もある。年収900万がカットされて720万になり、大変苦しいそうだ。関西電力は、今年もオール電化の広告を出した。

私はデモに対して、今も懐疑的だ。けれども何だか無性に、デモに参加したい・・・。

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