環境問題はファッションではない

チェルノブイリ事故後の数年間は、原発反対運動がとても活発だった。有機農産物の生産者や消費者や流通関係者や自然食品店は、勉強会を開いたり、原発前で座り込んだりしていた。

四国の伊方原発での出力調整実験反対集会は、全国から1万人集めると言って盛り上がっていた。参加した知人が言った。
「お祭みたいで楽しかった。」
と。

それがいつの間にか、そんな話を聞かなくなった。原発反対運動をやっていた人たちは、どこかへ行ってしまった。

そしてここ10年ほどは、地球温暖化が騒がれるようになった。
「原子力は、発電時に温室効果ガスを排出しない、クリーンなエネルギー」
なのだと、テレビやラジオで繰り返された。

二酸化炭素は毒ガスではない。本当に地球温暖化の原因かどうかも判っていない。そもそも地球規模で温暖化が進んでいるかどうかも、意見が割れている。でも原子力は二酸化炭素よりもクリーンである、と報じられていた。

環境問題に関心の高い20代の男性は、広瀬隆さんを知らないと言った。

アル・ゴアさんの「不都合な真実」のDVDを見た。原発よりも、地球温暖化の方が急を要する問題だ、と信じたくなる内容だった。(しかし最後まで見て、スタンスに違和感を覚えた。それ以来私は、温暖化を疑っている。)

地球温暖化に注目が集まるうちに、原発は増えていった。今度の福島の事故で、原発反対の声がまた活性化しそうだ。

原発反対運動のエネルギーを、地球温暖化というテーマで吸収した、地球温暖化の根拠が揺らいできたので、原発事故を利用して矛先をかわそうとしている、と見るのは、うがち過ぎだろうか?

1~2年後には、地球温暖化問題は忘れ去られている気がする。そしてその数年後には、原発問題も・・・?

環境問題を流行りすたりで扱って良いのだろうか。

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